第1学年 SDGsの視点からランドセル寄付を通してアフガニスタンの今を考える
3月17日(金)の総合的な学習の時間に、
「SDGsの視点からランドセル寄付を通してアフガニスタンの今を考える」と題し、
公益財団法人ジョイセフ 甲斐和歌子様から、
ZOOMにて講話を聞きました。
たくさんの写真や動画を紹介していただき、
ランドセルの寄付先であるアフガニスタンの現状について知ることができました。
講話の後、学年委員長室井さんが感謝の言葉を伝えました。
生徒は、身の回りの生活のありがたみをかみしめ、
困っている人に手を差し伸べることの大切さに改めて気付くことができました。
教科書を持ち運ぶためのバッグもなく、店でもらった買い物袋を使ったり、
教科書を手で直接抱えて通学しているアフガニスタンの子供たち。
青空の下、シートを敷いただけの場所で授業が行われ、
小学校を無事卒業できるのは男子は7割、女子は4割ほどであるという現状に、
生徒はとても驚いていました。
また、アフガニスタンの子供たちは12歳くらいで結婚して母となったり、
少年兵となったりして、家族や国のために労働しているということにも、
今の日本の生活との大きな違いに、戸惑いを隠せない様子でした。
ランドセル寄付自体も、壊れていないか検品したり、
紛争で危険な道を通って行かねばならない大変な作業です。
その一方で、
ランドセル寄付によって、教師や医者になり、
自分の力を発揮して働くことができる人が誕生しているという事実は、
私たちの支援が集まれば、とても大きな力になるということを物語っており、
ボランティア活動の輪が世界を大きく変える力になり得ることが分かったひとときでした。
振り返りの時間には、生徒たちは、
「世界を豊かにするためには、人の心が大切」
「視野が広がった」
「自分たちにできることを精一杯やりたい」
など、「今、自分がどのように生きるか」をしっかり見つめて書いていました。
1学年としての生活も、残すところあと一週間になりました。
私たち教職員も、一瞬一瞬を大事に生活できるよう、関わっていきます。
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